【工学部ニュースNo.16】研究紹介:省エネルギーに役立つ磁気測定と磁区観察

 現在,電気エネルギーの約1/2はモーターで消費されており,その効率は電気エネルギー消費量に影響を及ぼします。昨今の省エネルギー化の必要性から,当然ながら低損失化の要求にさらされ,より良い材料の開発やより良い使い方が求められています。特にモーターの鉄心として用いられている電磁鋼板の諸特性は,外部応力や温度など使用環境の影響を大きく受けるため,今日では機器設計の段階で多くの環境パラメータを導入することで,この問題による設計誤差を少なくする取り組みが各所でなされています。我々の研究室では,磁気測定結果と磁区観察を対応させることで,応力下で使用時の特性変化を測定と理論的観点から理解し,それを低損失化に役立てることを目指しています。(図1参照)

図1 無方向性電磁銅板の広範囲高倍率磁区観察例