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第18回 業務紹介 環境システム班『研究支援(建築構造学研究室編)』

業務名:Φ3.7mm鉄筋の引張強度試験における指導および補助

業務内容:

環境システム班では,建築学コースおよび社会基盤デザインコースの研究補助が重要な業務の一つであるため,様々な分野の研究室に対して研究・実験補助を行う。今回は建築構造学研究室の例を紹介する。

鉄筋コンクリート柱(RC柱)のせん断破壊実験を行うため,実寸大のRC柱試験体を製作する。その際,試験体の予想耐力を計算するために各材料(コンクリート,鉄筋)の強度を正しく測定する必要がある。写真は柱試験体の帯筋(柱に対して横向きに入っている鉄筋)の引張強度を測定している様子である。

実験には,大型の加力機械から精密な測定機器まで幅広く取り扱う。事故やケガ,精密機器の破損を防ぐため,安全面および機器の取り扱いに関して注意を払うよう学生へ指導することが重要である。そのためには,機器の取り扱いや危険性を十分に把握しておく必要があり,常に様々な知識を学び,自身のスキルアップを図ることが大切である。