工学部工学科社会基盤デザインコースでは， 3年次を対象とした実験の講義が毎年前期に行われる．この講義では，3つの分野（コンクリート工学，地盤工学，水工学）の中から興味のある分野を1つ選び参加する．今回は、水工学分野について紹介する．
水工学実験では，主に下記の4つを学習目標としている．
・層流及び乱流の物理的性質の確認 ・人工リーフ上での浅水変形や砕波変形について理解
・円管内の様々な抵抗損失の理解 ・開水路の流速分布や流量を計測し，開水路の流れを理解
1，2年次で学んだ水理学の理論は本当に合っているのか？？というのを実際に目で見たり，水に触れたりすることで理解を深めている．また，実験後はPCを用いてデータの整理や発表，質疑応答も行っている．
実験では，測定機器の準備や清掃に非常に時間がかかるため，教員やTA（大学院生）とも協力をしながら作業を行っている．また実験中は，事故や怪我，測定機器の破損等を防ぐため，安全面や機器の取り扱いについても注意をして指導することを心掛けている．
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