電気電子工学プログラム Electrical and Electronic Engineering
プログラムの特徴
現代社会において電気エネルギーは不可欠であり、持続可能な社会を実現するためには、気候変動を考慮したエネルギー利用が必須となっている。これにより、再生可能エネルギーの活用、供給側と需要側の双方的なエネルギーの流れといった新たな電力システムの構築が望まれている。さらに人口減少・超少子高齢社会のフロントランナーである我が国では、自動制御やロボットの活用といった省人化が求められている。
また、情報通信技術は、現代社会を支える基盤技術の1つであり、内閣府が提唱するSociety 5.0の実現にとって必要不可欠な技術となっている。特に、島嶼地域である沖縄県においては、医療・福祉及び教育分野における課題解決のための情報通信技術の利用やIoT技術を活用した農林水産分野におけるスマートアグリシステムによる生産性の効率化が期待されている。このような状況のなか、情報通信関連技術のさらなる高度化の要求が高まっており、集積回路設計技術、電子計測技術、情報通信システム技術などに関わる電子システム分野やセンサ技術、半導体技術、ディスプレイ技術などの材料・デバイス分野において技術革新が強く求められている。
これらの社会的要請に応えるため、電気エネルギー分野、システム制御分野、情報通信およびエレクトロニクスの融合技術により、現代の社会基盤を形成する電力および情報通信インフラを維持・管理しつつ、イノベーションおよびの融合分野において活躍できる高度専門技術者を養成する目的で、電気電子プログラムを設定する。
教育の柱となる分野
電力工学、電力変換、電気材料、集積回路設計や情報通信システム、計測工学、電子システム分野、センサ技術、半導体技術などの材料・デバイス分野、制御工学及びシステム工学に関わるシステム制御分野
育成する人材
電気エネルギー分野、システム制御分野、電子システムおよびエレクトロニクスの構築に貢献できる人材
履修モデル
