【R6-No.4】研究紹介:低炭素・資源循環型コンクリートに関する研究と社会実装
琉球大学 工学部 工学科 社会基盤デザインコース・教授 富山 潤
(E-mail:jun-t@tec.u-ryukyu.ac.jp)
2050年カーボンニュートラル実現に向け,本研究室においても,脱炭素・資源循環型社会に大きく貢献する2つのコンクリートの研究を行っています.一つは2021年に運用が開始されたバイオマス発電所(うるま市)から排出されるバイオマス燃焼灰を主原料としたジオポリマーコンクリート,もう一つは植物性コンクリートです.ここでは,前者のジオポリマーコンクリートを紹介します.沖縄で開発され,バイオマス燃焼灰を主原料としたジオポリマーコンクリートを「しまジオポリマーコンクリート(以下,しまジオポリマー)」と呼んでいる.
本研究室で研究が進められているしまジオポリマーは,製作工程,施工性(流動性),強度発現,見た目などセメントコンクリートとほぼ同じですが,同強度のセメントコンクリートに比べ,約83%ものCO2排出量が削減できます.また,活性フィラーに産業副産物を使用していることから資源循環にも貢献しています.現在,下の写真に示すコンクリートフロート,消波ブロック,花ブロックなどへの製品展開が進められています.
連携協力企業:(株)リュウクス,リウコン(株),ゼニヤ海洋サービス(株),(有)大城ブロック工業,(株)不動テトラ



図-1 社会実装に向けた製品化の例