【R3-No.12】研究紹介:琉球銀行本店から見る沖縄建築

 沖縄がアメリカの施政権下にあった1966年に竣工した琉球銀行本店(2021年9月現在解体工事中)についてご紹介します。ドライブスルー型窓口や書類気送管設備など当時の最先端設備がアメリカから導入され、建築構造にポストテンション式プレストレストコンクリートスラブが用いられたユニークな銀行建築です。
 琉球銀行を例に見る通り、沖縄建築は、戦後から日本復帰までの27年間(1945から1972年)、アメリカからの影響により急速に展開し、沖縄の風景を一変させました。しかし、本土復帰50年を迎えようとする現在、この時代を代表する建築物は、ほんのわずかしか残っていないのが現状です。



工学科建築学コース・助教 金城 春野


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