【R6-No.2】研究紹介:地中熱を活用したハウス環境管理のモデル予測制御

琉球大学 工学部 工学科 電気システム工学コース・准教授 與那 篤史

本研究では太陽光発電,蓄電池,地中熱利用型のヒートポンプを有するハウスを対象としています。沖縄県でも,地中熱を活用した省エネ技術の開発・普及について取り組みが行われ始めていますが,導入事例は少ないです。本研究では,ハウスにおける地熱ヒートポンプの投資回収期間の短縮と温度制御の向上を目的として,モデル予測制御[1]を適用した空調制御手法の検討を行っています。地中熱利用型のヒートポンプは冷暖房に活用することが可能であり,COP(エネルギー消費効率)値が高いという特徴を有しています。地中熱については,地下10mの温度が年間を通して対象地域の年間平均気温とほぼ同じ一定温度に保たれる利点を有しているため,太陽光発電設備と併用することで効果的に省エネルギー化が期待できます。本研究では時別気象データから地中熱による省エネ効果及び消費電力削減量について定量的に検証しています。

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